『微睡みのセフィロト』(冲方丁:徳間デュアル文庫)
『マルドゥック・スクランブル』に感銘を受けたので同じ作者さんということで読んでみました。
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三次元空間に普通に生活する”感覚者”と、四次元的空間を感知し、操作できる能力を持った”感応者”が混在する世界。
感覚者と感応者の最終戦争が終結して互いに代表組織どうしは和解したものの個人レベルでは憎しみ合っていた時代。
ある日感覚者のベシエール氏が感応者の能力によってバラバラにされる。
幸いベシエール氏は死んでいなかったため、感覚者の捜査官パットと感応者の捜査官ラファエルは協力し合い事件を解決して行く。
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マルドゥック〜と同じくハードボイルドSFでしたが、
〜と違ってファンタジーっぽさが多く含まれている作品でした。
この人の作品はアクションシーンがうまいと思います。
淡白過ぎずウザ過ぎず、適度に燃える物を書けるのはすごいなぁ。
この人は他にもいろいろと作品を出しているので入手して読んでみたいですね。