『殺竜事件』(上遠野浩平:講談社ノベルス)

殺竜事件』(上遠野浩平講談社ノベルス)を読了。

上遠野氏の講談社ノベルス進出第1作。

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魔法があったりして文明がそんなになかったりする中世っぽい雰囲気の世界。
圧倒的な力を持ちいかなる魔法も受け付けない竜が治める地で戦争の調停がなされる予定だったが
調停1ヶ月前に竜が何者かに殺されてしまう。
竜が死ぬことによって調停ができなくなることを恐れて、
調停官のエドと中央から派遣されてきたレーゼとヒースは
不死身のはずの竜がどうやって殺されたのか、誰に殺されたのかを内密に調べる旅をする。
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ミステリとしてはそう面白くもなく
オチも正直温かったですが
旅の描写がよかったとおもいます。

上遠野系哲学の含有率は
ブギー≧ナイトウォッチ>>>>>>>>冥王≧殺竜
な感じ。
上遠野哲学が割と好きだったのでちょっと拍子抜けだったが
まあ悪くはなかったかなという程度。
話的にはつながっていないシリーズ続巻もあるけれど
新品で買う気はちょっと起きないかなぁ。