『ガンズ・ハート 硝煙の誇り』(鷹見一幸:メディアワークス電撃文庫)

『ガンズ・ハート 硝煙の誇り』(鷹見一幸メディアワークス電撃文庫)を読了。

〜〜〜
生まれによって出世などが全て決まってしまい、
全ての科学技術を”ギルド”が管理していて技術水準が中世のような世界。
喧嘩っ早いが筋は通す下級士族の子供ケリンは、
ある日上級士族の集団とケンカをする。
これによって、今までの不良のトップという地位から
なぜか辺境の軍の隊長になってしまったケリンは
燻っていた不良ぞろいの隊を生まれ変わらせていく。
そんなとき、辺境の森に生息する猛獣の大発生が起きる。
以下続刊
〜〜〜

戦記モノといわれるものに手を出したのははじめてかも知れないなぁ。

世界設定が悪くない。
アリソンみたいな感じがするけれど
より前進的なイメージがあって良し。
無駄に軽くないのがなにより。

技術関連云々の設定も
フロンティア魂が見えて良し。

主人公の性格も嫌いになる要素(手が早い、バカっぽい)があるにもかかわらず
筋をちゃんと通すところがあって気にならなかった。
むしろ痛快だった気がする。

ストーリーもなんだかんだで続きを読みたくなってくるなぁ。


…と、べた褒めしてる割にはそこまで傑作だとも思わなかったけれど
三月に次巻が出たら買ってしまうのだろう、きっと。。