『悪魔のミカタ1-11』(うえお久光:メディアワークス電撃文庫)
『悪魔のミカタ1-11』(うえお久光:メディアワークス電撃文庫)を読了。
第八回電撃小説大賞銀賞受賞作ですね。
デビューしたのが02/02で、
まだ2年しか経っていないのに
もうシリーズが12巻まで進んでいるという
速筆作家さんです。
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”悪魔”は、”知恵の実”と呼ばれる道具を人間にばらまき、
それによって望みをかなえた人から魂を奪う職業である。
日炉里坂高校で、知恵の実が使われた殺人事件が起きた。
主人公である堂島コウは悪魔の見習いの”アトリ”に、
知恵の実の使用者と間違えられて魂を取られそうになる。
コウは恋人の冬月日奈と一緒に事件を解決し犯人を突き止めるが、
日奈は殺されてしまった。
アトリによると、悪魔に協力して魂を108つ集めれば
人を生き返らせる知恵の実を作ることができるという。
コウは”悪魔のミカタ”となり人の魂を回収することを決意したのだった。
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ってのが1巻の内容。。
雰囲気的には西尾維新の戯言シリーズに近いものがありました。
両者ともに今流行の『新青春エンタ』です。
ストーリー的には未完結の続き物なのでなんともいえませんが、
個々のエピソードは面白いと思います。
4巻のキスシーンとか5巻のボクシングとか8巻のカーチェイスとかが良かったですね。。
キャラクタも上手くたってますね。
使い捨てキャラも、強烈な個性がない分設定で上手く味を出していると思います。
主人公”コウ”の過去にはいろいろあったということが描かれていますが、
これも西尾維新の戯言シリーズの主人公”いーちゃん”に通じるものがあるような。
文章もライトノベル的な文体でしたが読みにくいことはなかったので及第点。
とにかく良作です。
ハマりましたw
西尾維新好きに是非ともお勧めしたいなぁ。