『12月のベロニカ』(貴子潤一郎:富士見ファンタジア文庫)

即『12月のベロニカ』読了。
激しく面白かったです。
富士見ファンタジア文庫はファンタジックな世界がありきたりで
話も剣か魔法かの二択だったので敬遠していたのですが
この作品はとにかく泣けるとのことだったので手を出してみました。
まず驚かされたのが伏線の貼り方です。
最初のころから張りまくってた伏線が
最後にかけて一気に紡ぎあげられていくさまは
読んでいて鳥肌が立ちます。
また、ストーリー自体も普通に泣ける設定でした。
完結もソツ無くできているし、
完成度が非常に高いように思いました。
っていうかこの作品の伏線の張り方はパズル系なのかもしれないです。
一気にスパっと解けていく感じですね。
タイムリープ』(高畑京一郎メディアワークス電撃文庫)
に少し似ているかもしれません。