『しにがみのバラッド。』1.2(ハセガワケイスケ:メディアワークス電撃文庫)

しにがみのバラッド。』(ハセガワケイスケメディアワークス電撃文庫)の1巻と2巻を読了。

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少女モモと相棒の黒猫ダニエルは死者の魂を運ぶ死神である。
彼らと地上の人間が織り成すちょっと泣けるいい話の短編連作集。
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よかったと思います。
ちょっと泣けるいい話ばかりで安心して読める感があります。
死と生と命というよくあるテーマを淡く書いていてなかなかよさげです。

短編集なのでネタ切れとかするかもしれませんが、
キノの旅』のように多少奇抜な設定が求められるジャンルのものではなく
激しくベタな話でもそこまで気にならないのはオイシイですね。

2巻の最後にモモの秘密の伏線なんか張ってあったりして
短編連作としても長編としてもよさそうです。

欠点を挙げるとすると、
展開に山がないことと改行が無駄に多いことかなぁ。