『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』(滝本竜彦:角川書店)

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(滝本竜彦角川書店)を読了。

第5回角川学園小説大賞特別賞受賞作。
ヒキコモリ作家だとかなんとか。。

〜〜〜
友人を亡くしたり成績が下がったりと鬱な高校生山本陽介
平凡な日常が続くくらいなら死んだほうがマシだと思っていた。
そんなとき、”チェーンソー男”と戦う女子高生雪崎恵理と出会う。
なんだかんだで戦ったりしてるうちに
山本は生きたいと思うようになる。
〜〜〜
上のあらすじは全然あらすじになってません(汗

面白かったですね。。
この1週間で一番面白かったかも。
テーマ性もなかなかありました。
設定がご都合主義っぽかったのが目に付いたものの
文章は破綻していないし
構成もしっかりしていたように思います。
一人称文体が読みやすかったですね。
その代わりライトノベルっぽくなってしまいましたが。

”チェーンソー男”なんてのが出てくる割には
ファンタジー要素が少なかったですね。

とにかくエンタテイメントとして秀逸だと思います。
某所で新時代の青春小説とか過剰絶賛されてましたww


追記。
この人のエッセイがエヴァエースなる雑誌に載っていたのですが、
その記事を読むとこの作品はエヴァを意識している気がします。
また、この人はヒキコモリで綾波レイ(エヴァのヒロイン、二次元)に本気で恋をしていたようですが
それが作品の節々に現われている気がします。