キーリⅡ(壁井ユカコ:メディアワークス電撃文庫)

本日『キーリⅡ』(壁井ユカコメディアワークス電撃文庫)を読了。

霊感が強く死者の霊が見えたりする14歳の女の子キーリが
体に旧文明のテクノロジーを使った鉱石を埋め込まれて不死の体を手に入れたハーヴェイという男とハーヴェイが持っていたラジオに憑依していた”兵長”の霊と3人(?)で旅をする話です。
で、この世界では”教会”が大きな権力を握っているわけですが、ハーヴェイは80年前に起きた戦争の戦犯に仕立て上げられ狙われていてさらに長い時間を生き過ぎたことで生きることに投げやりになってたりします。
そのハーヴェイがキーリと出会うことでどう変わっていくか、みたいな感じのお話かなぁ。。

で、読んだわけですが、すごい。
Ⅰでも、荒廃した文明と広がる砂漠、それに汽車の旅という設定がなんともいえない味を出していたのにⅡで砂の海などというものが出てきました。
完全に世界観に惚れました。

キャラクターはそこまでクローズアップされて無いけれどソツ無くいい感じ出してます。

多分電撃の中で一番の期待作じゃないかなぁなんて。。
キノの旅(時雨沢恵一メディアワークス電撃文庫)を気に入った人はそれ以上にお気に入りになるんではないかと。
おすすめですww