松文館事件

http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Tone/9018/shoubun-index.html

”蜜室”という成人向けコミックを売っていた”松文館”という業者の人と作家が逮捕されて
有罪判決が下ったらしいですね。

”猥褻物である”からダメなんだそうです。
いろいろと読んでいると、18禁のエロ本やAVなどは
猥褻物にあたらないようですねw


内容は普通の陵辱ものらしく、
網掛けも他の出版社より濃くしていたようですが、
たまたま息子の部屋から”蜜室”を発見し激怒した人が
知り合いの国会議員に陳情したところ
それが警察(?)に口利きされたとか。

警察側は平素から成人向けコミックのチェックをしていたわけでもなく
猥褻と思われるような出版物に対しての知識や
成人向けコミックの市場に対する知識も皆無だったようですが
国会議員の口添えということで摘発に踏み切ったみたいです。

有罪の根拠は”猥褻物だから”とのこと。
その根拠は”消しが薄く芸術性がなく過激である”ということらしいですね。
芸術性のなさでいったらAVも相当なものだし、
過激さでいったら最近の少女系コミックはどうなるんだよと。
消しも他の会社よりこくかけてるみたいだし。

AVなどが見逃されてるのになんでこれが猥褻なのと被告側が聞くと
猥褻だから猥褻なんだという答えしか返ってこないようですし、
猥褻の線引きはどこなんだよと被告側が聞いたところ
社会通念で猥褻とみとめられるものであると答えられたらしく、
じゃあ社会通念はどう決めるのだと聞き返したところ
一般庶民が間違った倫理観に走っても裁判所は正しい倫理観を押しとおす必要がある
であるから社会通念を決めるのは裁判所であると答えられたそうですね。
裁判所は法を自由に解釈できて国民感情も無視できるようですね(苦笑)
猥褻物の定義は裁判所が身勝手に決められるようですw

これを見る限り大手の出版社の出しているものには手を出しにくいので
弱小出版社を摘発して見せしめにしようというにおいがするんですがw
どこかに「組合にも入っていない出版社が」云々という検察側の発言がありましたし。

あと気になったのが成年向けコミックが性犯罪を誘発するというところかな。
だったらレイプモノのAVのほうがよっぽど…


自分なりにまとめると、
未成年が過激なコミックを所有しているのを発見

じゃあ18歳以下にうらない方法を整備すればいいじゃん

いつのまにかマンガの内容が焦点になってるようですが…

何も知らない警察がいきなり違法だとかいいはじめましたよ(汗)

有罪になっても結局未成年が成年向けコミックを入手できる環境には変わりがないねw
というなんとも茶番チックな裁判の気がします。

他にも調書作成時に検察官が被告を脅したりとかいろいろずさんなところもあるみたいですね。


弱小出版社が一つつぶれたからといって自分は困りはしないのですが
これで調子に乗ったお上がいろいろやってくると困るよなぁ。
明らかに言論統制のような気がするしw
東京都の条例やら児ポ法改悪についてやらいろいろあるし。
どちらにしろ弱小だけをねらって大手には手を出さなかったり
大物議員の口利きで裁判を起こしたり
恣意的な面が見えてきてイヤですねぇ。

 

最後に、この記事はらいぼーのゆがんだ解釈に基づいていますので
興味を持たれた方は一番上のURLなりなんなりで事件経過を調べることをお勧めします。
間違ってもこの記事を鵜呑みにしないでねw