『七姫物語 第二章 世界のかたち』(高野和:メディアワークス電撃文庫)

http://529.hito.thebbs.jp/Madam/1073921067
の続編。

この巻はほとんど話は進まなかったけれど
なんだかんだで主人公のカラの成長が感じられていい感じです。
いくらでも泣けてしまいそうな清浄感があったなぁ。
全然悲しい話じゃないのに涙腺に来てしまいます。

自分は逃避行に弱いんではないかということを
http://529.hito.thebbs.jp/Madam/1073060894
でもかいたのですが、
この作品の雰囲気にトリップしつつ
『キーリ』(壁井ユカコ)『キノの旅』『アリソン』(時雨沢恵一)『十二月のベロニカ』(貴子潤一郎)
みたいなどこか影のある雰囲気の作品にも弱いかもしれないと思いました。
スレイヤーズみたいな無駄に明るい世界はあわないんだよなぁ…

今のペースで行くと完結まで十巻程度かかりそうだけど
作者さんが激しく遅筆なのでとっても困ります。
1巻の構想が5年、1巻から2巻までの間が1年かかってるし。
ううっ(つД`)