『ブギーポップ』10-12(上遠野浩平:メディアワークス電撃文庫)

ブギーポップ10-12』(上遠野浩平メディアワークス電撃文庫)を読了。

http://529.hito.thebbs.jp/Madam/1075733348
の続き。

10(ハートレス・レッド)は特に欠点なし。
フツーに面白かったです。
設定が好きな部類でした。

11(ホーリィ&ゴースト)は最後のグダグダはダメだったけれど
こういう家出モノは大好き。
この三つのうちでは11が一番好きです。
ブギーには珍しいほど直球で青春小説していて良かったなぁ。
もちろんMPLS(平たく言うと能力者)を絡めながらですが。

12(ジンクスショップ)は特に何もないけれども、
執事さんナイスキャラでした。


上遠野氏は1巻単位の使い捨てキャラクタを上手く使っていてスゴイ。
それでいて最初からずっと出てくるキャラクタを上手く配置しているのは巧いな。

やっぱり面白いと思ったブギーポップでした。


既読の上遠野作品の順位を勝手につけると、
4(パンドラ)>11(ホーリィ&ゴースト)>>7(ペパーミント)>
ナイトウォッチ1=1(笑わない)≧
傑作と思うライン>
10(ハートレス・レッド)≧8.9(エンブリオ)≧12(ジンクス)≧
戦地調停士1(殺竜)>>>>>ナイトウォッチ3≧
面白いと思うライン>
冥王≧2.3(イマジネーター)>ナイトウォッチ2>>6(夜明け)>>5(歪曲王)
って感じかなぁ。

微妙な格付けだw

4月に電撃から出る上遠野氏の新刊が待ち遠しいですね。
戦地調停士シリーズ2.3(講談社ノベルス)とビートのディシプリン1.2(電撃文庫)と
ナイトウォッチ外伝(徳間デュアル文庫)を読まねばなぁ。