『ブルー・ハイドレード 〜融合〜』(海原零:集英社:集英社スーパーダッシュ文庫)ISBN:4086301911

ブルー・ハイドレード―融合 (集英社スーパーダッシュ文庫)
おお、これは面白い。
ちまたでは、潜水艦関連の描写がぬるいだとかキャラがDQNばっかりだとかいろいろ言われているようだけれど、自分は潜水艦モノは初体験だし(徳間デュアル文庫にあったラーゼフォン神林長平版は既読だけれど)キャラに感情移入しながら読むというよりは純粋に“潜水艦でズバーン!ドバーン!”な視点で読めたので良かった。
ただ、主人公(なのか?)のソリカに特殊技能がない(よね?)のと、あんまり活躍しなかったのがもったいないような。どのキャラクタも人間味が薄いというか、感情移入度がゼロだとは思うんだけれど、これは『A/Bエクストリーム』シリーズ(高橋弥七郎メディアワークス電撃文庫)に似ている気がする。あっちもキャラクタは立ってるし面白いけど感情移入出来ない例だし。
とにかく、序盤からずっと燃えて読めた。次回以降もこの自分かってなキャラたちがいろいろやってくんだと思うと、かなり期待。


それはそうと、最近ハズレな作品を引いてないように思う。いいことなんだかわるいことなんだかw