感想

『ガールフレンド』1巻(別天荒人・外薗昌也:集英社:ヤングジャンプコミックス)ISBN:4088766237

本誌連載分が気に入ったので購入した短編集(6編)。 別天荒人の絵はカッコイイなあ。 どの作品も青臭くて『サラダデイズ』(猪熊しのぶ:小学館:少年サンデーコミックス)みたいな雰囲気があるか。 そういえば、2編目以外は三角関係とかの描写がなく、常に1on1…

『煙か土か食い物』(舞城王太郎:講談社:講談社ノベルス)ISBN:4061821725

おお、すげえ。 冒頭からものすごいくせのある文体に圧倒されるけれど、それが心地良い。 謎解きも面白いし、テーマの家族というものも巧く描かれていたと思う。 主人公が眠っているラストシーンも印象的で良かった。 ケムリズムを参考にして既刊を読み漁っ…

『REC』2巻(花見沢Q太郎:小学館:サンデーGXコミックス)

花Q作品は萌えるなあw 経理の田中さんはワンポイントキャラだと思ってたら割と放しに絡んでくるあたりが予想外。 冷静に考えてみるとただのぬるいラブコメだけれど。

『xxxHOLiC』4巻(CLAMP:講談社:YMKCDX)ISBN:4063348814

相変わらずぬるいけれど雰囲気がいいマンガだなあ。 なんといっても劇場版アニメ化がどうなるか全然読めないわけだけど。 とにかく、小奇麗な絵と微妙にオカルトっぽい雰囲気が長所なんだろうか。擬音の使い方もツボ。

『ポストガール3』(増子二郎:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:484022689X

相変わらず面白い。どの編もちゃんと話が動き、それでいてまとまっている。短編なのにすごいよなあ。このシリーズの特長である人工知能のこころの描写も良かった。 ただ、この人は遅筆なのが痛いなあ。 重傷ではないけれど、1冊/8ヶ月はちょっと遅いかも。。

『ルナティック・ムーンⅢ』(藤原祐:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:4840226873

設定はかなり練られていそうだし、雰囲気のいい感じの昏さがツボ。 1巻の頃は不自然だという印象を受けたキャラの感情描写や行動も、説得力がでてきている気がする。どんどん面白くなってきてるなあ、このシリーズ。 それはそうと、作者サイト埋没式フラクタ…

『スカイワード』(マサト真希:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:484022692X

10期3次落選=2次通過作品。 キャラがイマイチ魅力的じゃなかったり、レースシーンのクライマックスシーンがぬるかったけれども、ストーリーは敗北→努力→勝利を巧く感動的に描いているし、ラストシーンもかなり絵になっていてよかった。 10期の中で唯一マト…

『9S<ナインエス>Ⅲ』(葉山透:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:4840226911

シリーズ化が決定したのに伴い、この巻は3話目の上巻にあたることに。 完全に下巻と一つになってるわけなので、これといって山場があるわけでもなく伏線張りに終始していたものの、由宇が闘真と話すシーンは感動。 下巻での更なる盛り上がりに期待。

『空ノ鐘の響く惑星で(3)』(渡瀬草一郎:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:4840226865

両陣営がそれぞれ動き始めて、話を追ってるだけで面白い。 第2王子レージク側は外国の伏線も張られたし、フェリオ側も来訪者やらなんやらが動き始めてるなあ。 ウルクとフェリオの絡みも微笑ましい。 まだまだ続かないと完結しないわけで、間違っても売れな…

少年マガジン2004-29

今週のマガジンは、奇しくもサンデーと同じ496Pで、先週よりさらに微減。ここんところ正常時より分厚すぎただけだったんだろうか。・『スクールランブル Scool Rumble』(小林尽)ここ数週間しか読んでないのだけれど、割かし面白いなあ。連載開始時からマガジ…

『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(佐藤友哉:講談社:講談社ノベルス)ISBN:4061821962

『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(佐藤友哉:講談社:講談社ノベルス)を読了。 のっけから凄い。妹がレイプされて自殺→レイプしたヤツらの娘を拉致監禁とは。拉致って監禁するまでの流れは緊迫していて面白かったし、登場人物の役割としての絡み方…

『ゆびさきミルクティー』1.2(宮野ともちか:白泉社:ジェッツコミックス)

『ゆびさきミルクティー』1.2(宮野ともちか:白泉社:ジェッツコミックス)を読了。 うっわ、すげえ。 絵柄も線は綺麗ではないけどツボだし、艶にあふれてるというか、髪を触るところなどはもう悶絶。基本的に性倒錯(女装美少年やら百合やら男装美少女やら)が…

『新月譚 月姫』1(佐々木少年:メディアワークス:電撃コミックス)ISBN:4840227179

『新月譚 月姫』1(佐々木少年:メディアワークス:電撃コミックス)を読了。 空の境界(奈須きのこ:講談社:講談社ノベルス)をルーツにした(?)ビジュアルノベルのマンガ版なワケだけれど、原作知らない自分としてはそれなりに面白いといったところか。まあ、…

週刊少年サンデー2004-29

今週は『MAJOR』(満田拓也)と『焼きたて!! ジャぱん』(橋口たかし)が休載だった。ページ数は496Pで、先週より微増。割と満足度が高かった号でした。・『結界師』(田辺イエロウ)うーん。。新キャラはいいし、術体系も面白いんだけれど、華に欠ける。最近グ…

『シャドウテイカー』(三上延:メディアワークス:電撃文庫)ISBN:4840226970

同作者の『ダーク・バイオレッツ』と物語構造はほとんどいっしょだったけれど、それよりも断然面白かった。 ただ、作中に出てくる物語のあたりがぬるかったかなあ。そこをもう少し盛り上げられたら良かったかと。 とはいえ、キャラもよかったし筋も面白かっ…

空の境界って実際どうよ?その2

空の境界って実際どうよ?(はてなダイアリー - らいぼーの憂鬱[2004-06-14])について、永字八法[2004-06-14]で (前略) ネタは素晴らしい、しかし文章にはクセがある。 ……おおむねこんなとこじゃないのかな?等いろいろと言及が。ありがとうございます。 そ…

空の境界って実際どうよ?

『空の境界』(奈須きのこ:講談社ノベルス) ISBN:4061823612 ISBN:4061823620 今各所で話題になっている『空の境界』ですが、どこもかしこも“月姫が”“TYPE-MOONが”という話ばかりで、肝心の内容についてもTYPE-MOON作品との絡みにしか言及されていないような…

『アリソンIII<下> 陰謀という名の列車』(時雨沢恵一:メディアワークス電撃文庫)ISBN:4840226814

いまさら『アリソン』シリーズの完結編の感想を。 うーん、列車砲とかは燃えたのだけれど、なんかイマイチ。 こじんまりとまとまりすぎてる感があるなあ。 アリソンも暴走しないし、なんだかぬるい感じはする。 物足りないとはいえ、一応巧くまとまってはい…

『朝霧の巫女』1-4(宇河弘樹:少年画報社ヤングキングアワーズコミックス)

『朝霧の巫女』1-4(宇河弘樹:少年画報社ヤングキングアワーズコミックス)を読了。 ツボった。 この作者さんはものすごくセンスがあるんじゃなかろうか。 人物のデッサンは崩れまくりだったし、怪奇関連描写などはわかりにくかったりするが、構図や間の取り…

『エレメンタルジェレイド EREMENTAR GERAD』I-V(東まゆみ:ブレイドコミックス)

『エレメンタルジェレイド EREMENTAR GERAD』I-V(東まゆみ:ブレイドコミックス)を読了。 ストーリー面での欠点があったりしたけれど、脳内補完がしやすいし、アツい感触が良し。あと、武装周りの設定も良かった。 画面に勢いがあったなあ。

『リバーズ・エンド aftrer days』(橋本紡:メディアワークス電撃文庫)ISBN:4840226849

『リバーズ・エンド aftrer days』(橋本紡:メディアワークス電撃文庫)を読了。 拓己から唯への答えも見つかったし、ケリをつけるという面で後日談の短編しててよかった。 やっぱり橋本紡は淡い感触を描くのが巧いなあ。 特にこれといったモノはないけれど、…

『とある魔術の禁書目録(2)』(鎌池和馬:メディアワークス電撃文庫)ISBN:4840227012

『とある魔術の禁書目録(2)』(鎌池和馬:メディアワークス電撃文庫)を読了。 また御坂美琴もといビリビリタンがでてきませんでしたねwそれ以外にも細部で(?)なところがあったりなかったり。 あと、やっぱりキャラの出し方がイマイチ。巫女さんこと姫神秋沙…

『復活の地Ⅰ』(小川一水:ハヤカワ文庫JA)

『復活の地Ⅰ』(小川一水:ハヤカワ文庫JA)を読了。 SFはあまり読まないので書ける感想もないのですが、綿密な取材に基づいた作品なんだろうなあ、やっぱり。 災害関連の描写が素人目にすごそうに見える。これはSF的にはどうなんだろう? あと、キャラクタな…

少年マガジン2004-28

今週はマガジン薄いなあ。 25号は554P、26号は560P、27号は542Pあったのに、今週は500Pぴったり。 『トッキュー!!』(久保ミツロウ)と『餓狼伝BOY』(板垣恵介)と『ツバサ』(CLAMP)が休載だからなんだろう。・『天才料理少年 味の助』(宗田豪)あれれ、一挙2…

週刊少年サンデー2004-28

今回のサンデーは巻頭カラーが結界師で嬉しかったなあ。。 ただ、大御所2本落ちてる分(『MAJOR』(満田拓也)と『KATSU!』(あだち充))ではないとしても、なんかぬるかった。 よかったのは読みきりと『暗号名はBF』(田中保左奈)くらいか。。 もうサンデーだめな…

『空の境界』(奈須きのこ:講談社ノベルス)下巻読了

放心状態です。 いや、すごかった。。 こういうモノには弱いのを自覚してはいるんだけれど、心にズンと響きました。 何度でも読み返したいな。

『空の境界』(奈須きのこ:講談社ノベルス)上巻読了

『空の境界』(奈須きのこ:講談社ノベルス)上巻を読了。 うわあ、すごいよ、やばいよ。。 場面の絵と音がものすごく巧く演出されてるなあ。 鳥肌の立つカットが数個ありました。 それはおいておいて、とにかくヒロインの両儀式がカッコ良すぎる。 下巻の表紙…

週刊少年サンデー2004-27

『美鳥の日々』(井上和郎)だけれど、またヌル展開に戻ってしまうんでしょうか。 これでもかと「元の身体に戻らないつもりなの?」を繰り返しているわりにはキャラ心情が変わっていないような。 徐々に危機感を募らせるという演出にしてもちょっと冗長かも? …

週刊少年マガジン2004-27

『味の助』(宗田豪)次週2話同時掲載キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!! いや、最近ネタぢからが足りない味の助ですが、 一挙2話掲載は期待ですね〜(ヲイ 料理マンガとしてはどうなんだろうw 『涼風』(瀬尾公治)はここ数週グッと面白くなってるかと。 やっぱり、…

週刊少年サンデー2004-26

サンデー薄いなあ。 マガジンが560Pもあるくせにサンデーは450Pもない。 同じ値段で100P以上の差は地味に痛いと思う。 マンガについては、新連載3回目の『道士郎でござる』(西森博之)が微妙。 『天使な小生意気』のようなインパクトもなく、グダグダになりそ…